年中組のお子様がいるお父さんお母さん、いよいよラン活(ランドセル活動)の時期がやってきましたね。
ランドセルのメーカーは数えられないほどあります。ランドセル本体も、皮の種類や形、重さなど選びだしたらきりがありません。
この記事では、いろいろなランドセルメーカーを取り扱うプロのカバン屋さんへインタビューした内容をまとめました。
ランドセルを選ぶときの基準、チェックするべきポイントなど参考になる話をたくさん聞けたので、ぜひ参考にしてくださいね!
インスタグラムで投稿したものもご参考にどうぞ!
ラン活スタート!―今年のラン活で気を付けることは?
2022年、今年のラン活で気を付けること、それはズバリ
タブレット収納がついているかどうかを確認すること!
昨年は感染症の影響で、リモート授業が話題になりました。
2021年3月までに、日本全国の小学生に対して1人1台のタブレットが国から支給されるというニュースも出ています。
文部科学省は2023年までに、小中学生などに1人1台、パソコンやタブレットなどを配付し、遠隔で教育が受けられるよう環境を整備する計画でしたが、荻生田文部科学相は、これを前倒しして今年度から始める考えを明らかにしました。
日テレNEWS24 https://www.news24.jp/articles/2020/04/08/07622003.html
タブレットに保険がかけられているのか、丈夫な保護カバーはつけてもらえるのかなど、分からないことはまだたくさんありますが、小学生の子どもたちが精密機械を持ち歩くということは確定するようです。
ランドセルメーカーもこのニュースを敏感に察知し、タブレット収納のついたモデルを多数発売する予定。
どのくらいのサイズのタブレットに対応しているのか、衝撃吸収対策はされているかなど、細かく見る必要がありそうです。
2022のラン活では、タブレット収納のあるモデルが、脚光を浴びそうですね。
ラン活ではどんなランドセルが人気?
毎年人気になるランドセル、それは光るランドセル!
720°どこからでも光る反射材付きのランドセルが人気とのことで、調べてみました。
こちらが720°どこからでも光るランドセルです。
ランドセルの底にも反射材がついているので、たとえ転んでいたとしても車のライトに反射して居場所を知らせることができます。
他にも、昼間でも日光に反射して光るランドセルや、反射材の形がかわいい・かっこいいランドセルもあります。
車のライトに頼らず発光して、居場所を知らせることができるこのランドセル。
1年生のうちは特に登下校も危ないので、安全にかかわる機能は細かくラン活でチェックしたいところです。
ラン活で軽いランドセルを選ぶには?
ランドセルの平均的な重さは、1000~1500gです。
1年生の子どもが毎日1kg以上のカバンを背負って登校するのはなかなか大変な運動ですね。
子どものためを考えるなら、できれば軽さを重視したいところです。
できるだけ軽いランドセルを、と考えるなら、ランドセルに刺繍はNG。糸の分だけ重さが増してしまいます。
それでも個性を出したい!という方には、エンボス加工をおすすめします。エンボスは皮に跡を付けて装飾する技法で、刺繍のように材料を追加することがありません。
メタルパーツなども重さの原因になりますので、注意しましょう。
また工房系(中村鞄など)のランドセルは、メーカー系(セイバン)に比べて300gほど重いです。
軽さにこだわるなら、メーカー系のランドセルを中心に選ぶことがポイントです。
感染症が心配。ラン活でランドセルの試着はしなくてもいい?
試着は必須です!特に背中の金具部分に要注意です。
首の裏にある金具があたってしまい、痛くて返品したという例があるそうです。背あてのフィット感の確認もとても大切なので、展示会や店頭で必ず試着したいところ。
感染症が気になるところですが、展示会の開催にあたって、しっかりと感染予防対策をしているところがほとんどです。少人数予約等、情報が出始めているので各ランドセルメーカーのHPから情報をチェックできます。
ラン活を始めたけど、ランドセルはいつ買えばいいの?
こだわるならば、5月頃までに決めましょう。
人気の工房系は、例年5月には売り切れてしまうランドセルもあります。
ラン活は年々、開始が早まっている傾向があります。3月頃からは展示会が始まり、5月には予約受付終了となるお店も。
反対に、安さを重視するならば、来年の1月頃がねらい目です。年が明けると、ランドセルの値段はがくっと下がります。
メーカーや色、デザインにこだわりがなければ、半額くらいの価格でランドセルを手に入れることができます!
ランドセルの収納力は、どれも同じ?
ランドセルによって、収納力はまったく違います!収納容量を調節できるランドセルもあります。
中ベルトを調節することで、収納力がアップするランドセルが登場しました。キャリーケースのようですね。
他にも、かぶせ(ふた)部分に鍵がついているランドセルは、その分内ポケットの容量がダウンしてしまいます。
内ポケットのサイズにも違いがありますので、展示会でファスナーを開けて容量を確認してみることをおすすめします。
ラン活ブログ2022版―まとめ
今回はカバン屋さんのインタビューをお届けしました。
ランドセルは、一生に一度の買い物になる方が多いと思います。親も子どもも、できるだけ納得して買えるよう、情報を集めておけるといいですね。
まさにラン活真っ最中のみなさま、2022年に素敵な入学式となりますよう、ご健闘をお祈りしています!