計算問題とか文章題とか算数って難しくて苦手なんだよ~
算数って一度つまずくとどんどん苦手になっちゃうから、あんまり好きじゃないお子さんも多いよね
算数ができないと将来困ると思うんだけど、どうやって勉強したらいいのかわからないんだよね
悩みが解決できるように、正しい算数の取り組み方やお子さんのために親御さんができることについて解説するね
- 理系が得意であることのメリット
- 正しい算数の取り組み方
- 成績UPのために親ができること
- 文章題の大切さ
算数に対する苦手意識をなくして、理系が得意になる方法がわかるよ!
今回は「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方(著・今木智隆)」の内容を紹介します。
算数の学習方法に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
「理系が得意!」は大きな財産
お金や時間の計算など生活するうえで、算数の力は欠かせませんよね。
実は、理系が得意であることのメリットはそれだけではないのです。
- 「自分の頭で考える力」がつく
- 学校で活躍できる
- 中学受験で有利になる
- 自己肯定感を育みやすい
- 将来の職業選択の幅が広がる
文系出身者よりも理系出身者の方が年収が高いというデータが本の中で紹介されています。
「理系が得意になること」は子どもにとってメリットだらけなので、できるだけ早いうちから理系科目の基礎である算数を好きになってもらうといいと思います。
算数への苦手意識をなくして理系科目を得意にすることで学校に通っている間だけでなく、将来の役に立つんだね。
正しい算数の取り組み方
この本には「勉強のやり方を間違えなければ、誰でもテストで100点がとれる」という言葉が何度も出てきます。
算数が苦手なお子さんをもつ親御さんからしてみれば「本当かな?」と思いますよね。
そこで、本に書かれている「正しい算数の取り組み方」を一部ご紹介しますね。
- つまずきがあったときには、前の単元に戻って学習する
- 3つの基礎的な理解力をつけたうえで、それを軸に理解を広げる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
(1)つまずきがあったときには前の単元に戻って学習する
算数は他の教科とは違い、単元がお互いにリンクしています。
例えば、時間の学習では時計の読み方を理解していなければ時間の計算もできないですよね。
だから、算数では学習につまずいたときに前の単元の学習し直すことが大切です。
ちなみに多くの子どもがつまずきやすい単元は次の5つだそうです。
- 2~3桁の位の理解
- 図形の組み立て・立体の基礎
- 単位、目盛りの読み方
- 文章題
- 円と半径、直径の理解
私が小学校の担任をしているときにも、位の理解ができていないために計算問題ができないお子さんがたくさんいました。
算数は「学年」ではなく、「単元の前後」のつながりが大切なのですね。
(2)3つの基礎的な理解力をつけたうえで、それを軸に理解を広げる
小学校で学習する算数の内容は、大きく次の3つに分類されます。
- 位
- 単位
- 図形
この3つの単元を理解できていれば、小学校で扱う問題のほとんどが解けるようになるそうです。
正しい勉強の仕方で効率よく算数の学習をするとよさそう!
成績UPのために親ができること
算数が苦手なお子さんのために何かしてあげたい親御さんは多いですよね。
実は、親御さんができることはほんのわずかしかないそうです。
次のような関わり方はよくないと紹介されていました。
- 「苦手をなくそう」とがんばらせる
- 少しの不調を苦手とまとめる
- 熱心過ぎて親が問題を解いてしまう
- 兄弟や他の子と無意識に比べる
本の中で大事だといわれていたのは、お子さんの勉強をたくさんの大人で見守ることです。
ついつい口や手を出したくなりますが、お子さんが自分で答えに辿り着けるように見守ってください。
がんばりをほめることが親御さんの大切な関わり方なんだね
文章題の大切さ
私が担任をしていたときも、計算問題や基本は理解しているのに文章題になるとどうしていいかわからなくなってしまう子ども達を何人も見てきました。
しかし、文章題を通して次のような力を得ることができるそうです。
- 論理的に考える力
- 周囲とのコミュニケーションをとる力
- 物事を計画的に進める力
文章題こそ「考える力」の土台になると本の中に書かれていました。
文章題はとにかく文章を最後まで読み、式を立てることが大切だそうです。
「考える力」はぜひ身に付けたいですね!
まとめ
「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方(著・今木智隆)」を読んで、次のことが分かりました。
- 理系が得意であることは子どもにとってメリットがたくさん
- 正しい方法で勉強すればだれでも算数ができるようになる
- 親は子どもの得意を伸ばしていけるように見守る
この本には、単元ごとの学習の取り組み方などこの記事の中でご紹介できなかった内容がより詳しく書かれています。
算数の教え方に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね!